境界なき和声 ー「春の歌」王暁鳴展
2月02日(月)
|多元文化会館 2Fギャラリー
芸術の本質は、表現形式を超えて共鳴し合うものです。 王暁鳴は⻑年、音楽を主要なモチーフとして抽象絵画に取り組ん できました。彼女は線や構造、具象的な形によって「音」を描写 するのではなく、幾重にも重ねられた色彩の中に、演奏する者と 聴く者の感情を溶け込ませ、色彩関係や微細な変化を通して、視 覚と聴覚を「人」という主体を媒介に結びつける、境界のない橋 を架けています。


開催日時
2026年2月02日 13:00 – 2026年2月08日 15:00
多元文化会館 2Fギャラリー, Japan, 〒107-0052 Tokyo, Minato City, Akasaka, 6-chōme−19−46 多元文化会館 3F
主催
境界なき和声 ̶̶「春の歌」
王暁鳴展 芸術の本質は、表現形式を超えて共鳴し合うものです。 王暁鳴は⻑年、音楽を主要なモチーフとして抽象絵画に取り組ん できました。彼女は線や構造、具象的な形によって「音」を描写 するのではなく、幾重にも重ねられた色彩の中に、演奏する者と 聴く者の感情を溶け込ませ、色彩関係や微細な変化を通して、視 覚と聴覚を「人」という主体を媒介に結びつける、境界のない橋 を架けています。

その作品は、音楽を単純に視覚化したものではありません。視覚 と聴覚を並置し、対話させ、再構築したうえで、絵画という形式 を通して主観的に表現されています。1996年よりクラシック音 楽を題材とした抽象絵画に取り組み、2009年、日本のピアニス ト・辻井伸行氏による《展覧会の絵》の演奏を聴いたことを契機 に、その表現は大きく成熟しました。そして、異なる芸術分野は それぞれ異なる言語を持ちながらも、その核心にある精神は共通 しており、人はメディアの境界を越えて、より主体的な抽象表現 へと到達できるのだという確信を深めていきました。
私たちの心を本当に揺さぶるのは、「見える音」「聴こえる色彩」 そのものだけではありません。作品の奥底に流れる、生命、存 在、そして価値への深いまなざしこそが、見る者の内面に静かに 問いを投げかけます。 ヴォリンガーが『抽象と感情移入』で述べたように、抽象とは、 複雑な世界に向き合う人間の不安と探求から生まれ、永続的な価 値を求める営みです。その思想こそが、近年の王暁鳴の制作を貫 く精神的基盤となっています。
張 新英(美術評論家|関山月美術館 キュレーター)2025年12月 深圳
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